数理科学オープンイノベーションセンター設置
数理科学オープンイノベーションセンター設置
数理科学を基盤とした産学連携拠点として機能
概要
東北大学材料科学高等研究所(WPI-AIMR、所長:折茂慎一)は、2019年12月1日付けで数理科学オープンイノベーションセンター(センター長:水藤寛(AIMR副所長))を設置しました。このセンターはAIMRがこれまで築いてきた数学―材料科学連携の実績に基づき、数理科学を基盤として広く材料科学を含む幅広い領域でのオープンイノベーションに拡大していくものです。経済産業省によるレポート「数理資本主義の時代」が示すように、数学・数理科学を産業の現場の重要な要素として位置づけ、それを日本社会の新たなイノベーションの源として活用していくことはSociety 5.0における戦略の重要課題となっています。これは従来型の数理科学が果たしてきた役割から一歩踏み出し、積極的に産業の現場にその活用を見出していくことであり、それは同時に数理科学自身の自律的発展をももたらすことにつながります。AIMR数理科学オープンイノベーションセンターはその中核となり、産業界における数理科学の役割の拡大・強化に貢献して参ります。
AIMRではこのような数学と産業界の連携活動の一つとして、米国UCLAのIPAM(Institute for Pure & Applied Mathematics)と協力し、2018年よりg-RIPS-Sendaiプログラムを実施しています。このプログラムは日米の数学系大学院生がグループを組み、スポンサー企業から提供された課題に8週間にわたって集中して取り組むプログラムです。2019年度はトヨタ自動車*、富士通研究所、NECの3社から課題提供を受け、日米の大学から学生が参加して実施しました。2019年度の実施内容については別紙資料をご参照下さい。この活動は、数学を基盤とした産学連携研究と教育の両面を備えるものであり、今後も本センターの重要な活動の一つとして位置づけていきます。
* 筑波大学とトヨタ自動車が共同で設立した筑波大学未来社会工学開発研究センターを通じた課題提供
参考資料
- 別紙1:g-RIPS-Sendai2019におけるTOYOTA-project実施状況
- 別紙2:g-RIPS-Sendai2019におけるFUJITSU-project実施状況
- 別紙3:g-RIPS-Sendai2019におけるNEC-project実施状況
- 参考:g-RIPS-Sendaiウェブサイト
問い合わせ先
当センターに関すること
東北大学材料科学高等研究所
総務係
住所: | 仙台市青葉区片平2丁目1−1 |
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Tel: | 022-217-5922 |
E-mail: | aimr-soumu@grp.tohoku.ac.jp |
センターの事業、g-RIPS-Sendaiプログラム並びに共同研究に関すること
東北大学材料科学高等研究所
副所長/数理科学オープンイノベーションセンター長・水藤寛
住所: | 仙台市青葉区片平2丁目1−1 |
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Tel: | 022-217-6326 |
E-mail: | hiroshi.suito@tohoku.ac.jp |
報道に関して
東北大学材料科学高等研究所
広報・アウトリーチオフィス
住所: | 仙台市青葉区片平2丁目1−1 |
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Tel: | 022-217-6146 |
E-mail: | aimr-outreach@grp.tohoku.ac.jp |