人的交流サポート

AIMR独自の研究者交流プログラムを実施したり、学内の制度を活用したりすることで、海外研究機関との人的交流を促進しています。

GI3 Lab (Global Intellectual Incubation and Integration Laboratory)

海外研究機関との融合・連携・共同研究を推進するため、研究者および学生の受け入れや派遣の際、給与や渡航に係る費用等を規定に基づき支給するプログラムです。

国内PIによる外国人研究者の受け入れ、海外PIによる若手研究者や学生のAIMRへの派遣、また、サテライト交流協定に基づく、ジョイントリサーチセンター(JRC)への若手研究者および学生の派遣に活用することができます。海外の優秀な研究者を招き、AIMRの研究者との交流を促進することを目的としています。

さらに、2020年には入国困難等の事情による場合、シニア研究者にリモートで業務委託を行うことができるようプログラムを改定しました。

2010年のプログラム開始からこれまでに、100件以上の招へい実績があります。


GI3 Labによる人的交流イメージ

2023年度受け入れ実績

受け入れ期間 研究者名 国名 大学名
6月23日~7月31日 Prof. Feral Temelli カナダ アルバータ大学
11月29日~2月22日 Dr. Yang Ying 中国 マカオ科技大学
12月4日~12月18日 Dr. Richard Balog デンマーク オーフス大学
1月4日~2月2日 Dr. William Chuck Witt 英国 ケンブリッジ大学
1月16日~3月15日 Prof. Michael Ojovan 英国 インペリアル・カレッジ・ロンドン

材料科学コアリサーチクラスター(CRC-MS)海外業務委託制度

CRC-MSは年に1度国際シンポジウムを開催するなど、海外連携に重点を置いています。取り組みのひとつである海外業務委託制度は、研究費の支援を通して海外研究機関との学術交流を推進するものです。AIMRでもこの制度を活用し共同研究を推し進めるとともに、成果を発表、共有する場としてのワークショップや講義を通して研究者交流を大いに深めています。

2023年度業務委託実績

研究者名 国名 大学名 AIMR担当研究者
Prof. Jens K. Nørskov デンマーク デンマーク工科大学 Hao Li准教授
Prof. Astrid Pundt ドイツ カールスルーエ工科大学 折茂 慎一教授

CRC-MSとは

東北大学の指定国立大学法人認定にともない2017年度に設置された研究拠点です。本学が特に強みを有する材料科学分野に関する学内の7つの部局が結集したもので、東北大学のすべての材料科学者のプラットフォームとしての役割を担っています。AIMRは、CRC-MSの構成部局のひとつであるとともに、事務局の役割を務めています。

Visiting Scientist・Visiting Scholar制度

GI3 Labや海外業務委託制度によらない場合でも、国内外の研究者等を規定に基づきVisiting Scientist(招へい研究員)やVisiting Scholar(客員研究員)として受け入れ、共同研究や人的交流の活性化を図っています。

研究支援体制の整備

交流の促進とあわせて、受け入れ後の外国人研究者が円滑に研究を開始できるよう、AIMR独自の支援体制を整えています。

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