幾原教授、Robert B. Sosman Awardを受賞

2015年10月31日

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2015年10月4-8日に米国のオハイオ州コロンバス市で開催された材料科学と工学会議(Materials Science & Technology 2015; MS&T2015)において、AIMR主任研究者である幾原雄一教授がThe American Ceramics Societyより、Robert B. Sosman Awardを受賞し、授賞式の参加および記念講演を行いました。

この賞は、米国のセラミックス分野の黎明期に大きな貢献をしたRobert B. Sosman博士の偉業を記念して、セラミックス基礎科学の分野で顕著な業績をあげた研究者に毎年授与されており、1973年より今回で42人目の受賞です。最初の受賞者は、セラミックス科学全体の基礎を確立したKingary博士で、その後、主に米国の基礎科学分野の研究者が選ばれています。 (Robert B. Sosman Award 受賞者リスト(新しいタブで開きます)
今回の幾原教授の受賞は日本人としては初の受賞あり、授賞式では、記念の盾とガラスのトロフィーを授与され、“Grain Boundary Segregation, Vacancies and Properties in Oxide Ceramics”というタイトルで受賞講演を行い、これまで幾原教授が取り組んできた粒界研究、電子顕微鏡研究のレビューを行いました。また、本講演の前後には、Sosman Awardシンポジウムが企画され、関連分野で世界各国から集まった12件の招待講演が行われました。

 

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問い合わせ先

皆川 麻利江
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 広報・アウトリーチオフィス

TEL : 022-217-6146
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