小澤知己准教授のインタビュー記事がイスラエルの雑誌「Epoch」に掲載

2021年01月14日

AIMRジュニア主任研究者の小澤知己准教授のインタビュー記事が、イスラエルの一般向け雑誌「Epoch」の2020年12月号に掲載されました。

記事では、小澤准教授が進めている「人工次元」に関する研究が詳しく紹介されています。私たちは3次元空間に住んでいますが、最近通常の次元とは違って人工的に次元に相当するものを作り出し、それに関する実験・研究ができるようになってきました。

小澤准教授は原子のふるまいであるスピンを例に挙げて説明しています。スピンが取る状態を次元とみなせば、4次元量子ホール効果など高次元空間に関する物理現象などを実験的に研究できるようになるとの見解を述べています。

記事は高次元に関する最新の研究を、SFのような並行宇宙(パラレル・ユニバース)などとも関連させて解説した一般向けの内容ですが、人工次元という新しい概念もわかりやすく解説されており、非常に興味深い内容となっています。人工次元に関する研究が物性物理から素粒子物理まで様々な分野に影響を与えることが期待されます。

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