宮﨑照宣名誉教授がNIMS Awardを受賞

2018年06月13日

award_20180613_1.jpg当研究所の主任研究者を務められた宮﨑照宣東北大学名誉教授が、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(理事長:橋本和仁(以下、NIMS))が授賞する本年度NIMS Awardの受賞者として決定いたしました。受賞対象となった業績は「室温巨大磁気抵抗を発現するトンネル磁気抵抗素子の発見」であり、同じく受賞者として決定した佐川眞人氏(大同特殊鋼株式会社 顧問)の「ネオジム磁石の発明とその実用化」とともに、本年のNIMS Award 2018 の対象分野「磁性・スピントロニクス材料」において世界的に傑出した業績として評価されました。両氏の研究成果は電気自動車、ハードディスクドライブ、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)といった磁性材料を応用した産業創出につながり、社会に大きな影響を及ぼしました。 

宮﨑照宣名誉教授は東北大学工学研究科において、1994年(論文出版は1995年)に室温で18%もの変化を示すトンネル磁気抵抗効果を世界に先駆けて発見しました。この発見を契機に、世界中でトンネル磁気抵抗素子の研究が精力的に行われ、ハードディスク用磁気ヘッドや固体不揮発性メモリ(MRAM)へと応用されています。また、トンネル磁気抵抗素子の研究開発は、現在スピントロニクスと呼ばれる新しい学術領域における中心的課題の一つとして位置づけられています。

AIMRにおいては2007年10月より2013年3月まで主任研究者・教授として世界最先端の研究を進められ、磁性・スピントロニクス分野で活躍する多くの若手研究者を育成し、当該分野における我が国の研究水準向上に多大な貢献をされました。

NIMS Award 2018の授賞式及び受賞記念講演会は、10月15日に「NIMS WEEK 2018」の一貫として東京国際フォーラムにて行われる予定です。この度の栄えあるご受賞を祝し、謹んでお喜び申しあげます。

 

 ◆NIMS Awardとは
NIMSでは、2007年より物質・材料に関わる科学技術において優れた業績を残された研究者に国際賞「NIMS Award」を授与しております。
今回のテーマ「磁性・スピントロニクス材料」における候補者を世界各国のトップ科学者に推薦を依頼し、中立な立場の有識者で構成された委員会により厳正な選考を行いました。

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