高橋教授、本多フロンティア賞受賞
AIMR主任研究者の高橋 隆教授が第11回 本多フロンティア賞を受賞しました。
本多フロンティア賞は理工学特に金属及びその周辺材料に関する研究において、優れた研究成果または発明を行った日本の研究者に対して贈られるものです。高橋教授は「光電子分光法による量子物質の電子構造と物性発現機構の解明」が評価されての受賞となります。
高橋教授はこれまで、世界最高水準の検出性能を誇る「超高分解能角度分解光電子分光装置」を用いて、高温超伝導体やトポロジカル絶縁体などの物質の電子構造と、その新規物性の発現機構に迫る研究を展開しています。特に最近では、バンド構造のトポロジー(幾何学)に起因して、バルクは絶縁体で表面は金属となる新たな物質群(トポロジカル絶縁体)の電子状態を解明するなど、物質科学の中心的な研究課題について、その特異な物性発現の機構解明に真正面から取り組んでおり、その研究業績は基礎学理の観点から高い評価に値するだけでなく、将来の応用についても最も重要な情報を提供するものとして高く評価されました。
贈呈式は2014年5月29日、東京で行われます。
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