研究を支える様々なサポート
AIMRでは、研究者が世界水準の研究環境で各々の研究に専念できるよう、研究支援部門による充実したサポート体制を整えています。
外国人研究者のための支援
AIMRでは公用語を英語としており、外国人研究者のために世界水準の研究環境を整備しています。
外国人研究者をサポートするIAC(International Affairs Center:国際推進係)をAIMR内に設置し、来日に必要な各種手続きの窓口となるほか、ご家族もご参加いただける日本語講座や、着任後オリエンテーションの開催、レンタルグッズの貸出など独自の支援を展開しています。


また、Friday Tea TimeやAIMRセミナーといった研究者交流にも力を入れており、着任後スムーズにAIMRに溶け込める環境を整えています。
AIMR本館内に設置したクワイエット・スペース(休養・祈祷等のための部屋)は、多様な信仰をお持ちの方にご利用いただくことができます。AIMRのすぐ向かいには外国人研究者用の宿泊施設がある等、受け入れ環境も充実しています。


共通機器室


AIMR本館内に、材料作製と評価に関する汎用性の高い実験装置を集めた共通機器室を設置しています。
専門のテクニカルコーディネーターが常駐し装置を管理することで、研究室や研究者の管理負担を減らし研究に専念できる環境を整えています。装置の一元管理・運用を行うことで、実験装置の最適な使用環境を維持し、研究の質を向上させることも目的としています。テクニカルコーディネーターは装置の管理をするだけではなく、必要に応じて装置の入門サポートや研究技術支援など、研究者の希望を実現するサポートを行っています。
また東北大学は、大学内の各研究機関が保有する設備を共同利用できる体制を整えています。AIMRのコーディネーターが共同利用にあたってサポートを行うほか、東北大学コアファシリティ統括センター(CFC)との連携により、研究者・技術者のニーズに応えるため全学にわたる装置利用や技術相談など包括的なサービスを提供しています。
共通機器室の主な装置
- 電界放出形走査電子顕微鏡(FE-SEM); JEOL, JSM-7800F
- スパッタ装置; ULVAC, QAM-4-S
- 顕微レーザラマン分光装置; HORIBA, LabRAM HR-800
- 熱分析装置; RIGAKU, Thermo plus EvoII
- X線回折装置(XRD); RIGAKU, SmartLab 9MTP
- X線回折装置(Laue Camera); RIGAKU, RASCO 3M等
計算支援ユニット

計算機の導入や維持管理は、各研究室の負担となる場合が少なくありません。そこで計算支援ユニットを設置し、主に実験系研究室および若手研究者の研究活動をサポートしています。
計算支援ユニットでは、共用の基幹インフラと運用ノウハウを提供することで、研究室や研究者が計算サーバを導入する際の負担を軽減し、研究に専念する時間を増やすことができるようにサポートしています。これにより、新任の研究者も着任後速やかに研究を立ち上げることが可能です。
他にも、カスタマイズした計算環境を実験系研究室に貸し出したり、若手研究者からの個別の技術相談に応じたりと、研究者のニーズに応じた様々な提案を行っています。
プレアワード支援


研究費獲得に向け、研究推進係、国際連携コーディネーターおよび研究支援部門長によるプレアワード支援を行っています。
外部資金情報の提供や応募資格の確認、研究者のキャリア・属性・研究内容に合った研究費紹介などの個別申請相談、科研費獲得のためのプレアワードセミナーや採択者交流の実施、申請書ブラッシュアップ、申請準備支援など、個々のニーズに応じた充実した内容で研究費の獲得をサポートします。