出前授業「ゴムの不思議を体験しよう」@連坊小路小学校

2013年11月27日

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中嶋准教授の授業風景

2013年11月22日(金)、仙台市立連坊小路小学校でAIMR 中嶋健准教授による出前授業が行われました。

「世界は動いている」という文字が、TV画面に大きく映し出されます。すべての物質は止まっているように見えても実は原子は動いている。これは、中嶋准教授の研究しているゴムの性質を理解するための重要なキーワードです。

中嶋准教授は、弾まないように作られたゴムボールを取り出します。常温では弾まない様に作られていますが、お湯で温めたり、液体窒素で冷やすことで、弾むようになるのを目にし、みなさんとても驚いていた様子でした。

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ゴムボールを液体窒素で冷やす

今回の授業は5年生の児童のみなさんへ向けて行われましたが、普段とは違う授業内容にみなさん興味津々の様子でした。特に実演を交えながら解説する中嶋准教授の授業は、多くの児童の皆さんの興味を引き、ゴムの性質についても楽しみながら理解してくれたようです。

最後に中嶋准教授が質問を受け付けると、「ゴムを溶かしてまた固めたら、元に戻りますか?」という質問が挙がりました。中嶋准教授は、通常ゴムは溶けることがなく、もし溶けるような状態になるとしたら、それはゴムとしての特性を失っている状態であるということを分かりやすく説明しました。

児童の皆さんは最先端の研究に関わる中嶋准教授の言葉を受けて、それぞれに思考を巡らせていたようです。
この授業を通し、一人でも多くの皆さんに材料科学という分野に興味を持っていただければ幸いです。

問い合わせ先

中道康文、皆川麻利江
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR) 広報・アウトリーチオフィス

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