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光・量子ビーム科学連携推進室 第6回ワークショップ(終了)

― 光・量子ビームの工学応用 ―


日時:2017年1月5日(木)〜 6日(金)
会場:東北大学工学研究科・中央棟大会議室(青葉山キャンパス)
主催:東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室
世話部局:工学研究科

プログラム

写真  推進室第6回ワークショップは、光・量子ビームの工学応用に焦点を当て開催いたしました。今回に至る過程を振り返りますと、第1回は高エネルギー加速器研究機構(KEK)との連携、また第2回はSPring-8、SACLA(サクラ)、JAEA、J-PARCとの連携をテーマとし、大型施設を運営している方々、研究者の方々をお迎えして議論しました。第3回ワークショップでは海外の大型施設のDirector級の方々をお招きして講演いただき、第4回では、大学が主体的に関わる中性子・放射光施設について議論しました。すなわち、第1回〜4回では、光・量子ビームを提供する国内外の実験施設について情報を共有し、それらとの連携を推進するための下地を作ることに主眼を置きました。第5回ワークショップでは初めて施設ではなく研究分野に焦点を当てることを試み、理学研究科の協力のもと地球惑星科学における光・量子ビームの利用に関して情報交換を行いました。そして今回の第6回ワークショップも、前回に引き続き研究分野に焦点を当てることとし、工学研究科の協力を得て工学応用について議論しました。
 企業も含む学内外の講演者より、電池開発、触媒開発、月面探査車開発、水素貯蔵など様々な工学応用について話題提供をしていただき、光・量子ビームが工学、産業においても強力な研究・開発のツールとなることを再認識する機会となりました。65名の方々にお集まりいただき、有意義な議論を行うことができました。講演者の方々、参加くださった皆様に厚く御礼を申し上げます。

 世話人:小池洋二(工学研究科)、池田 進(AIMR・推進室事務局)

ポスター

 

光・量子ビーム科学連携推進室 第5回ワークショップ(終了)

光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開


日時:2016年1月5日(火) 13:30 〜 6日(水) 15:45
会場:青葉山北キャンパス 理学研究科合同C棟 青葉サイエンスホール

主催:東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室
共催:東北大学 理学研究科
世話人:早坂忠裕、鈴木昭夫、岩佐和晃(理学研究科)、酒見泰寛(CYRIC)、池田 進(AIMR・推進室事務局)

プログラム

写真  光・量子ビームを用いた研究は多岐にわたり、様々な自然現象の解明にも大きく貢献するようになってきました。たとえば、放射光を用いた岩石、鉱物、あるいは大気中や太陽系空間に存在する微粒子の分析が活発に行われています。また、レーザー光を用いた雲やエアロゾル等大気のリモートセンシングは、地上からの観測に加えて人工衛星を用いた研究も進められています。一方、加速器などから供給される量子ビームではありませんが、地球ニュートリノや宇宙から届くミューオンを用いた地球内部、火山の構造に関する研究が近年注目を浴びています。
 以上のような背景を踏まえ、東北大学光・量子ビーム科学連携推進室の第5回ワークショップにおいては、今までと少し趣向を変えて、研究対象に焦点を絞り、地球・惑星を対象とした研究における光・量子ビームの応用と、関連する分野、手法を用いた研究の現状について話題提供をしていただき、今後の新たな研究分野、研究手法、量子ビーム利用の研究展開の可能性について意見交換を行いました。
 65名の参加者にお集まりいただき、有意義な議論を行うことができました。ご協力をありがとうございました。

理学研究科のウェブサイトにも掲載いただきました。
URL: http://www.sci.tohoku.ac.jp/mediaoffice/20160121-3838.html

ポスター

 

第2回推進室セミナー「材料研究のための量子ビーム」(終了)

日時:2014年11月26日(水)午後1時30分〜3時
場所:東北大学AIMR本館1階会議室
主催:光・量子ビーム科学連携推進室
共催:原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)

講演:
Introduction of Local Structure Analysis using Synchrotron Radiation in the Hard X-ray Region(硬X線領域の放射光を利用した局所構造解析入門)
Prof. Kozo Shinoda (IMRAM, Tohoku Univ.)
篠田弘造准教授(多元研)
プログラム

写真  

光・量子ビーム科学連携推進室 第4回ワークショップ(終了)

「大学が主体的に関わる中性子・放射光施設の意義と大学の役割」
日時:日時:2014年10月27日(月)午後1時半〜28日(火)正午
場所:金属材料研究所講堂
主催:光・量子ビーム科学連携推進室
共催:理学研究科、工学研究科、金属材料研究所、加齢医学研究所、多元物質科学研究所、電子光理学研究センター、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター、原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
プログラム

ポスター

写真











放射光や中性子など、複数の光・量子ビームの相補利用による新しい科学領域の創出については、以前から議論、考察されてきました。現在、東北放射光施設計画やサイクロトロン・ラジオアイソトープセンターの中性子ビーム計画があり、東北大学でも今後の研究の広がりが期待されます。このような状況下においては、それぞれの計画が目指す科学分野でのユーザー利用にとどまらず、運営を含めた大学の組織的な関わり方を検討することが必要です。そこで今回の第4回ワークショップでは、これまでのワークショップにおける大型施設との連携を念頭に置いた議論を踏まえて、大学の足下や近隣に中性子施設や放射光施設等の光・量子ビーム施設を持つ意義を様々な角度から概観しました。企業の方も含めた約80名の方々にご参加いただき、上記の問題に対する考察を深めることができました。

世話人:酒見泰寛(サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター)・濱 広幸(電子光理学研究センター)・岩佐和晃(理学研究科)・大山研司(AIMR・推進室事務局)


 

第1回推進室セミナー「材料研究のための量子ビーム」(終了)

日時:2014年9月12日(金)午後1時30分〜4時
場所:東北大学AIMR本館1階会議室
主催:光・量子ビーム科学連携推進室
共催:原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)

量子ビームとは、放射光X線、中性子、ミューオンなどのことを指します。このセミナーシリーズは、量子ビーム実験の経験のない方を対象に量子ビームを使うと何がみえてくるのかを紹介することで、新しい切り口の研究のきっかけになればと思い、企画しました。今回は、薄膜デバイスでの軽元素(水素、リチウム,酸素など)の観測を中心とした中性子反射率法の話と、ドープ系材料でのドーパント周りの局所構造観測について研究例を紹介いただきます。

講演:
Introduction of Neutron and Tohoku Univ. Neutron Spectrometer
K. Ohoyama (AIMR)

Structural investigations of surfaces and interfaces in thin film devices by neutron reflectometory
M. Takeda (Japan Atomic Energy Agency)

Visualization of 3D Local Structure around Dopants using X-rays and Neutrons: Atomic Resolution Holography
K. Hayashi (IMR )

プログラム

写真  

第3回ワークショップ(終了)

量子ビームを用いた物質・生命科学の新展開(III)
− 海外施設の紹介・東北大学との連携 −

プログラム

開催日:平成26年3月7日(金)午前9時〜午後6時
会場:東北大学 金属材料研究所・講堂
主催:理学研究科、工学研究科、金属材料研究所、多元物質科学研究所、WPI-AIMR、電子光理学研究センター、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター
協賛:5大学附置研究所間「ナノマクロ物質・デバイス・システム創製アライアンス」、物質・デバイス領域共同研究拠点

ポスター

写真











 東北大学における研究、教育は、多岐にわたるサイエンス分野を網羅し、その活動は学外にも広がっています。放射光・中性子・ミュオンなどいわゆる光・量子ビーム大型施設においても、東北大学は主たるユーザー機関の一つとして、これら施設の積極的利用を行っていますが、物質・材料や生命科学における研究の多様化、高度化に伴い、光・量子ビームのニーズはますます高まっています。東北大学の物質・生命科学をさらに推進させるためには、これら大型施設への大学としての積極的な参画が重要です。その推進を目的とし、東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室では、2011年12月に、東北大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)の連携をテーマとした第1回ワークショップを開催、また2013年1月には、SPring-8(放射光、X線自由電子レーザー(SACLA))、JAEA, J-PARC(中性子、ミュオン)との連携に主眼を置いた第2回ワークショップを開催いたしました。
 今回、第3回ワークショップでは、海外の光・量子ビーム施設について、施設の研究者および国内外のユーザーに施設の概要とそこで行われている研究事例についてご紹介いただき、東北大学の研究者が海外の施設に目を向けるきっかけを作っていきたいと考えております。光・量子ビームは同じ放射光、中性子、ミュオンであっても施設によって使用可能なエネルギー領域、強度、指向性、安定性などに特徴があり万能なものはなく、研究の目的によって使い分けることが肝要です。現在では日本にも多くのビーム施設がありますが、世界を見渡せば更に多くの施設があり、研究目的に最も合ったビームを見つけることも可能となるでしょう。国内施設のビームタイム不足を海外施設の利用で補うことも可能です。ぜひ、本ワークショップにご参加いただき、活発な情報、意見交換を通じて、海外施設の有効な利用について考えていきたいと思います。
 86名の参加者にお集まりいただき、有意義な議論を行うことができました。ご協力をありがとうございました。

世話人:佐藤 卓(多元研)、上田 潔(多元研)、小池洋二(工学研究科)
事務局:池田 進(WPI-AIMR)


 

第2回ワークショップ(終了)

量子ビームを用いた物質・生命科学の新展開(II)
− 東北大学と大型施設の連携と異分野融合 −

プログラム
開催日:平成25年1月7日(月)午後1時 〜 8日(火)午後5時
会場:東北大学 金属材料研究所・講堂
主催:理学研究科、工学研究科、金属材料研究所、多元物質科学研究所、WPI-AIMR、電子光理学研究センター、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター

ポスター

写真











SPring-8(放射光、自由電子レーザー)、JAEA(中性子、ミュオン)との連携に主眼を置いた合同シンポジュームといたします。  一日目には主に、これらの大型施設の研究者による光・量子ビーム施設の概要と新しい利用法の紹介を、また二日目には、これから光・量子ビームを利用して新たな研究分野を開拓しようとする研究者と既に光・量子ビームを研究の主ツールとしている研究者の講演を交互に行うことで、手法や分野の交流・融合を促し、例えば、レーザーと光・量子ビームを併用した新研究など、新たな発展の道を探索します。このように、東北大学と大型施設が、今後一層連携、協力し、新たな学際科学の地平を開くことは、大学、施設双方の今後の発展に重要であるばかりでなく、21世紀に相応しい大学共同利用のあり方を実践的に探る上でも大変大きな意味を持っていると考えます。  この第2回ワークショップには講演者を含め約70名が参加し、活発な議論、情報交換を行いました。

世話人:小池洋二(工学研究科)、上田 潔(多元研)、木村宏之、(多元研)、一杉太郎(WPI-AIMR)
事務局:池田 進(WPI-AIMR)


 

第1回ワークショップ(終了)

量子ビームを用いた物質・生命科学の新展開(I)
東北大とKEKの連携を礎として

プログラム
日時:2011年12月20〜21日
場所:東北大学金属材料研究所講堂
主催:WPI-AIMR・理学研究科・金属材料研究所・多元物質科学研究所

写真 東北大学の研究者による、幅広い分野の物質・材料・生命科学や学際科学の紹介と、全国大学共同利用研究機関である高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究者を中心 とする、量子ビームの新しい利用法の紹介、さらには両者のマッチングを議論し、大学として量子ビーム利用をさらに活性化させるための、量子ビームプラットフォームの拠点形成な どについての議論も行います。全国大学共同利用研究機関である高エネルギー加速器研究機構(KEK)と東北大学の連携は、KEK設立当初から、個々の研究者レベルでは、素粒子・原子核分野から物質科学・生命科学まで幅広くかつ継続的に行われてきました。また平成22年には、東北大学とKEKの間に包括的連携協定が結ばれ、正式な連携がスタートしました。これら両機関が、今後一層連携・協力し、新たな学際科学の地平を開くことは、両機関の今後の発展に重要であるばかりでなく、21世紀に相応しい大学共同利用のあり方を実践的に探る上でも大変大きな意味を持っていると考えます。

世話人:小谷元子、山田和芳(WPI-AIMR)
事務局:岩佐和晃(理学研究科)、大山研司(金属材料研究所)