HomCloud

「HomCloud」 は、パーシステントホモロジーの計算を容易に行うことができるデータ解析ソフトウェアです。本コミュニティ代表の大林を中心に平岡グループで開発されています。GPL3に基づいて公開しており、企業内でも無償で使っていただけます。

Pythonのモジュールとして実装されており、簡単なスクリプトを組むことによって高度な処理を一連の作業としてこなせます。2020年11月にリリースされたバージョン3では抜本的な改良が施され、材料科学/材料開発のツールとしても飛躍的な進化を遂げました。

このページではHomCloudに関する情報をまとめ、分かりやすい形で提供していきます。

特徴

離散点の座標(テキスト)やピクセル画像(白黒・グレースケール)を一般的なファイル形式で与え、目的に応じた様々な形でホモロジーの情報を取り出すことができます(順方向の解析)。また、着目したホモロジーの情報が入力データのどこに対応しているのかを調べるための仕組みも備えています(逆方向の解析)。生成したベクトルデータを用いることで、様々な機械学習の手法と組み合わせた解析を行えます。

セミナーとチュートリアルの開催

会員を対象として、HomCloudの使い方や事例の紹介をテーマとしたセミナー/チュートリアルを開催します。
TDAの基礎、パーシステント図の解釈、分子シミュレーション特有の課題、画像解析特有の課題、
逆解析の進め方、HomCloudの中身、会員からのリクエストなど、オンラインならではの取り回しの良さを
活かして、コンパクトなものを色々と設定します。
開催の案内はメンバー専用のページにてお知らせします。