応用研究
タンパク質構造解析
タンパク質の構造と機能は密接に関係しており,多様な機能を理解し制御する為には,構造-機能相関を調べることが極めて重要になってきます.我々はProtein Data Bank (PDB) に蓄えられている膨大なタンパク質構造データから,物理化学的な物性値を推定する方法論を位相的データ解析を用いて開発しました.また,タンパク質フォールディングの時系列幾何解析をおこなう方法を,quiverの表現論と位相的データ解析を組み合わせて開発しています.
文献M. Gameiro, Y. Hiraoka, S. Izumi, M. Kramar, K. Mischaikow, and V. Nanda, TopologicalMeasurement of Protein Compressibility via Persistent Diagrams, Japan J. Indust. Appl.Math., Vol. 32 (2015), 1-17.