平岡研究室

Hiraoka Laboratory

Advanced Institute for Materials Research,Tohoku University

数学研究

スパース最適化を用いたホモロジー最小生成元構成法(逆問題解法)

パーシステント図を用いることでデータの位相的特徴が検出可能となりますが,その検出された特徴を生成する具体的なデータ構造を再構成することは,材料設計やより詳細なデータの幾何解析を行う上でとても重要になります.これは与えられたホモロジー生成元に対して,単体の個数が最小の代表元を求める逆問題に帰着できます.さらに非ゼロ要素数がスパース(疎)である性質を用いることで,圧縮センシングの問題とも関わってきます.

文献
E. Escolar and Y. Hiraoka. Optimal Cycles for Persistent Homology via Linear Programming. Optimization in the Real World --Towards Solving Real-World Optimization Problems--. Mathematics for Industry, Springer (2015).

ヘモグロビンのアルファ複体モデルに現れるホモロジー最小生成元