g-RIPS Sendai とは?

AIMR
東北大学数理科学連携研究センターでは、下記のようにg-RIPS (Graduate-Level Research in Industrial Projects for Students)-Sendai プログラムを開催しています。RIPS/g-RIPSプログラムは、 UCLA (University of California, Los Angeles) IPAM (Institute for Pure & Applied Mathematics) がこれまで10年以上にわたり実施してきているもので、近年では香港、ドイツなどでも開催され、参加学生と企業の双方から高い評価を受けています。2018年より、日本でも東北大学を会場として実施することになりました。2019年度は下記の日程で実施します。 本プログラムは、スポンサー企業から提供された課題に、アメリカからの学生と日本からの学生がグループとなって集中的に取り組み、解決に至る道筋を学ぶもので、国際インターンシッププログラムのひとつです。 IPAMが実施しているプログラムの全体像については IPAMのページ をご覧下さい。これまでのUCLAにおけるプログラムの 開催状況ビデオもご覧下さい。

プロジェクト

GRIP-Sendai 2019のスポンサー企業、及びその課題は、 です。 参加者は、これらのプロジェクトから選んで応募していただきます。いずれのプロジェクトについても、日本からの学生2名、アメリカからの学生2名がグループとなって取り組み、東北大学または理化学研究所の若手研究者がAcademic Mentorとして各グループの相談にのることになります。スポンサー企業からもIndustrial Mentorが参加します。

今回、本プログラムの期間中はMathWorks Japanから無料でMATLABのライセンスが提供されます。

参加申し込み

本プログラムへの2019年度参加申し込みは締め切りました。

申し込みにあたっては、下記をご確認下さい。
  • 本プログラムは8週間集中してグループで取り組むものですので、期間の一部のみの参加はできません。
  • 実施期間中の使用言語は英語です。
  • 参加費は無料です。
  • 土日祝日は、休日となります。
  • 仙台以外から参加される方には、仙台までの往復旅費を支給します。
  • 仙台以外から参加される方には、期間中の宿泊場所として近隣のホテル(シングルルーム)を無料で提供します。(休日を含みます。)
  • 東北大学の規定により、日当を支払います。ただし参加者の立場等により異なる可能性がありますので、詳細は参加確定時に決定します。
  • 日本人学生の定員は各プロジェクト2名、計8名です。申し込みが定員をオーバーした場合は、選考を行います。
  • 参加確定までに、所属大学の指導教員等の了解を得て下さい。
  • アメリカからの参加者については別途IPAMのサイトにて募集が行われ、参加者が確定しています。 IPAMの募集案内のページ に書かれている募集や参加条件に関する内容は、アメリカからの学生のみに適用されるものですのでご注意下さい。
大学院生(修士課程、博士課程)を主な対象としていますが、学部生やすでに博士課程を修了した方々も応募可能です。 プロジェクト内容を検討の上、自分の可能性を広げるためにも積極的な応募をお待ちしています。

昨年度の様子

2018年6月18日から8月10日まで開催したg-RIPS Sendai 2018では、 トヨタ自動車株式会社から "Design for the next generation energy and mobility platform"、日本電気株式会社から "Reliable wireless networking systems for industrial Internet-of-Things"の二つの課題が提示され、それぞれのプロジェクトにアメリカから2人+日本から3人のグループが取り組みました。

Language
日本語・日本文化クラス
mid-term
NECチームプレゼン
  • Opening Day: スポンサー企業の担当者 (Industrial Mentors) からのプロジェクト説明
  • Mid-term presentation:スポンサー企業の担当者に対しての研究経過報告。メンバーが分担して英語でプレゼンテーション
  • Project’s day:最終報告会。メンバーが分担して英語でプレゼンテーション、質疑応答
  • サイトビジット:TOYOTA MEGA@WEB訪問
  • 米国人学生向けの日本語・日本文化クラス開催
  • それ以外は週5日・毎日7時間、集中して共同研究

mid-term
修了パーティーにて
mid-term
サイトビジット
mid-term
中間報告会
mid-term
TOYOTAチームプレゼン


昨年度参加学生の声

Seminar
  • g-RIPS Sendai was a valuable experience for me to implement my mathematical knowledge on an industrially motivated problem. Importantly, though the problem was posed by our corporate sponsor we were afforded the freedom to refine our problem statement and propose our own solutions. The problem was complex and provided an excellent opportunity to apply various techniques from engineering and mathematics. Addressing our problem required a diversity of thinking. I appreciate that our team consisted of engineers, mathematicians, and those not from traditional STEM fields. We all worked to understand the technical details of each other's approaches and were able to produce a satisfying solution to the problem given the limited 2 months we had. On a more personal note, living in Sendai for two months was pleasant. The city is surrounded with beautiful landscapes, and the public transportation allowed our group to easily go on weekend excursions. Having these opportunities made our experience here enjoyable.

  • Seminar
  • g-RIPSに参加して、チームワークの大切さと、多様な考え方、そして数学がいかに大切か学びました。今回のプロジェクトはWi-Fiによる屋内位置推定という、自分たちの専門分野とは全く異なるものでした。それでも私たちは協力して様々なアイデアを試し、研究を進めることが出来ました。この研究を通して、数学がアイデアを実現するのに非常に有用であることを実感しました。例えば、研究で行ったWi-Fi信号のjump detectionは、ウェーブレットという数学的アプローチをメンバーの一人が提案したことで、実現に成功しました。このことで数学の有用性を実感し、自分自身の研究や将来する仕事にも、数学的アプローチを取り入れることで可能性が広がるだろうと思いました。本プロジェクトが始まる前は、自分に全く知識がない分野で何ができるのだろうかと不安でしたが、今は異なる分野に挑戦できると、自信を持てるようになりました。それは、チームワークと数学的発想によって何かできることがあると知ったからです。

  • Seminar
  • The g-RIPS-Sendai program was such a wonderful and valuable experience and great opportunity to work an industrial research project (Toyota) in Japan. Every team member has different disciplines and this is my first time working the research project with people who do not have strong background of mathematics, but it is very interesting to collaborate with them because we have very different perspectives of the project and it helped us to see the bigger pictures. Overall, this research program helped me to grow as a better researcher and connected with a lot of people.

  • 異なるバックグラウンドを持つ学生と協力して、自らの専門とは異なる研究分野に取り組む貴重な機会が得られました。プロジェクトで取り組む研究分野に対する知識が得られるだけでなく、異なる研究文化・技術についても学ぶことができます。また、8週間という非常に短い期間で、課題発見とその解決へのアプローチ、実際の解決方策までたどり着くという経験は、効率的に研究活動を進めるために重要なことは何かに気づかせてくれます。このプログラムに参加することで、間違いなく自らの見聞と知識を広げられるとともに活躍の場が広がるでしょう。
  • Seminar

  • g-RIPSは、他の専門の人と協力しながら自分の専門の専門をどう生かすかを試すとてもいいプログラムであったと思います。学校での勉強を生かしながら、実際の企業から与えられた課題に取り組むという経験は貴重なものでした。ともすれば学校で勉強にのみ没頭してしまいそうですが、いつも関わるフィールドとは異なる人たちと、自分の専門分野を客観的に見られながら、チームにどのように役に立てるかを自問自答し続けた8週間でした。g-RIPSの経験は、自分が今まで経験してきたどのような 短期プログラムとも異なっていたと思います。プロジェクトがスポンサー企業の業務内容ととても深くリンクしていて、とても実践的な経験が積めたと思いました。

  • 学部生でありながらこのリサーチプロジェクトに参加できたことを大変光栄に思います。私たちのプロジェクトテーマであった屋内位置情報サービスについては多くの困難があり、挑戦的な研究となりました。しかしながら、プロジェクトマネージャーとして動いてくれたメンバーの下、素晴らしいチームワークを発揮することができました。自分の専門分野と異なる内容でも、非常に学び多き経験となりました。このプロジェクト開催にかかわられたすべての方に感謝申し上げます。
  • Seminar

  • I am very thankful to have had the opportunity to be a part of g-RIPS-Sendai 2018. Through the program I was able to collaborate with research faculty and graduate students with diverse backgrounds on a challenging industrial project. The program has helped me develop into a better team member, improved my ability to research independently and with limited direct supervision, has encouraged me to think outside of my traditional "mathematical thinking", and has seamlessly allowed me to experience working and living in a foreign country. I'm am confident g-RIPS has and will have a positive impact on my life and academic career.

  • Seminar
  • 私はg-RIPS-Sendaiに参加することでとても貴重な経験ができました.専門分野の異なる日本人と外国人合わせて5人が集まってプロジェクトに取り組みました.私は他の学生とは異なり留学経験がなく,さらに都市計画が主専攻であったため,英語や数学を使いこなせるかと不安でした.しかし,実際に問題を与えられてアプローチを全体で考えていくうちにそれぞれの理解度を深め,最終レポートを提出することができました.また,日常生活もともにすることでより親密になりより良いプログラムになったと感じます.このプログラムに参加できたことをとても嬉しく思います.

  • This project was an amazing opportunity to not only do research but also build professional connections in Japan and experience Japan’s rich culture. I had a blast working with my teammates during the week and exploring Sendai together on the evenings and weekends. I was very impressed with our team for this project; g-RIPS showed me that it really can work well with a team if there’s a good choice of members. We were able to work effectively and use our specialties to help the other members. I thought the project descriptions conveyed the overall topic of the projects, but the specific goals and the techniques needed were less clear.
  • Seminar

  • GPIPS-仙台は私にとって非常に挑戦的なプログラムでした。何故ならこのプログラムは自分にとって全く専門外の分野の問題に対して、アカデミックな面でも生活の面でも全く異なるバックグラウンドを持つ仲間と取り組むものだからです。 今回のトヨタの課題は明確なゴールが設定されているものではなく未来の自動運転車社会について広く考えさせるものでした。そこで私たちのグループは具体的な問題の設定や適用規模を決めるディスカッションからスタートしました。しかし最初は数学や統計学の英単語が分からずアメリカ人学生と深い議論ができないことや、関連研究の論文の背景知識が足りず理解が進まないことが大きな壁となりました。そんな中で仲間や指導してくださったメンターの方々とよく話し合い、英語でも専門知識でも分からない部分を明確にして一つ一つ理解していく以外にないと認めて取り組むことで壁を乗り越えることができました。普段の研究生活ではなかなか経験することのないコミュニケーションの難しさや知識不足などの厳しい環境に直面し、乗り越えることで研究の原点に立ち返ることができるのがGPIPS-仙台に参加する利点の一つだと思います。 もう一つの利点は様々な研究者との出会いです。共に課題に取り組む仲間や指導してくださるメンターの方々とは普段の研究についても様々な話をしました。自分にとって未知の分野の研究について興味深く聞くこともあれば、時には研究生活の楽しさ・辛さについて話すこともありとても刺激的でした。場所は違えどもこれからも共に研究していく仲間を得ることができるのもGPIPS-仙台の大きな魅力です。 最後に、GPIPS-仙台は学生にとって研究生活の大きなターニングポイントになる力があります。このプログラムが今後も未来の研究者の助けとなることを願います。

実施体制

Tanabata
仙台七夕まつり
質問等は、grips_sendai_organizers@grp.tohoku.ac.jp までお気軽にお問い合わせ下さい。