求める人材

失敗を恐れず、力強く進み続ける人材

研究支援部門長
西山 信行

今、AIMRの求める人材は、新たな環境に飛び込み、全く異なる分野の研究者と共に、従来にない「新たな研究分野」を開拓しようとする進取の気風にあふれた研究者です。

AIMRは2007年、文部科学省のプロジェクトであるWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)のもとに「原子分子材料科学高等研究機構」として創設され、材料科学における世界トップレベル研究拠点を目指してきました。東北大学が誇る100年を超える歴史の中で、AIMRは創設からわずか12年を迎えた若い研究所です。東北大学の理念である「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」を堅持しつつも、異分野融合による新学術領域の創出・研究拠点運営システムの改革が強く求められています。

このように新たなものを求められる状況では、誰しもこれまでの経験や先入観を用いて「解」を見出そうとします。この結果、得られる「解」は確かに妥当性があり、理にかなったものであるようにも思えます。しかしながら、抜本的な改革や新領域の創出は難しいように感じます。誰しも失敗したくはないのです。この常識ともいえる制限を打破する鍵は、失敗を恐れない胆力と失敗を成功へ昇華させる柔軟性かもしれません。

材料物理、非平衡材料、ソフトマテリアル、デバイス・システムといった様々な分野の研究者に加え、自然科学の共通言語を扱う数学者が互いに有機的に連携して研究を推進するAIMR。国籍や研究分野の垣根を越えた融合による独創的研究は、常に失敗?と隣り合わせですが、その中にこそブレイクスルーが潜んでいると確信します。

自らの分野に閉じこもることなく異分野の研究者と議論し、互いに高め合うことで新たな研究分野を開拓できる人材。失敗を恐れず力強く進み続け、やがて新発明・新発見を導き出せる人材。このような進取の気風にあふれた研究者をAIMRは求めています。